前回、インプラント専門医のお話をしましたので、インプラントの治療を行うにあたって専門医としての意見を述べたいと思います。

そもそも、その歯を失ってしまったのはどうしてでしょうか?

歯を失う原因の1位が「歯周病」約50%程度もあります。

2位が「虫歯」30~40%程度、

3位が「その他」残り10~20%程度、となっています。

 

日本人の歯周病罹患率は非常に高く、成人で80%を超えるそうです。

歯周病で歯を失う患者さんが多いので、まずこの歯周病の治療を始めなければなりません。

患者さんの、遠回りしないで早くインプラントの治療を始めて欲しい、という気持ちは良く解ります。

しかし、インプラントの治療を始める前に、歯を失った原因を解決しなければ無意味になってしまいます。

単純に考えても、歯周病菌がたくさんいる口腔内にインプラントを手術して埋入しても菌に侵されてしまいます。

長持ちするどころか、上手くいく訳がないのです。

せっかくインプラントの治療を受けてもらったのであれば長持ちして欲しいので治療期間が長期になっても、きちんと歯周病の治療を受けてもらってからの方が良いと考えています。

また、治療後も定期的なメンテナンスは必須です、このメンテナンスは歯周病予防を兼ねています。

定期手に来院できない場合はインプラントの治療をお勧めしていません。

他の治療方法を検討してもう方が賢明と考えています。